2017年12月28日木曜日

2018年度の予算要望を市長に提出しました

渡辺敏光議員 (落合市長) 高山和義議員 松本敏子議員
 今年も、総選挙の影響もあり、2018年度の平塚市の予算に対する議員団としての要望書提出が遅くなってしまいましたが、やっと市長に提出することができました。要望の柱は、以下の9分野107項目です。
1.日本国憲法をくらしに生かし、平和で安心の平塚市政実現のために
(1)平和都市としての取り組みを市民と協働して強める(2)集中豪雨、地震・火災等の対策を抜本的に強める
(3)公共料金の値上げの凍結
2.地域経済の活性化の重点施策
(1)平塚市のまちづくり(2)地元中小企業・農業・商店街支援策の推進
3.安心して子育てできる平塚に
(1)医療的支援の拡充を(2)認可保育園の新増設で真の待機児童解消を
(3)どの子も安心して過ごせる放課後対策を(4)児童虐待を未然に防止し、子どもの人権を守る
4.高齢者・障がい者・引きこもりやニートのくらしを守る施策の充実
(1)高齢者への施策(2)障がい者への施策(3)引きこもり・ニートへの支援を
5.国民健康保険・年金について
6.医療・福祉施策の充実
(1)市民病院について(2)生活保護について(3)低所得者・生活困窮者に対する施策
7.一人ひとりが大切にされる教育を
(1)憲法に則って、子どもが大切にされる教育を(2)安全で豊かな学校給食を
(3)学校の施設整備・教育条件の改善を(4)文化・スポーツの充実
8.安心・安全、環境に配慮したまちづくりの推進
9.市民にやさしい行財政の確立を
 

平塚市議会で「憲法論議推進の意見書」が採択されました

 12月議会中日の議会運営委員会に、自民党系2会派及び公明党会派から、「国会における憲法論議の推進と国民的議論の喚起を求める意見書」の提案が出されました。この意見書は、同日に、日本会議神奈川湘南西支部支部長 島村良行氏より、同趣旨の請願が出されたことを受けて、平塚市議会として意見書を提出しようとするものです。私たち議員団は、到底認められるものではないと考え、議員団で議論し、渡辺敏光議員が反対の討論をしまいた。反対の趣旨は、
①請願と一緒に議員に配布された資料には、「憲法改正を実現する神奈川県民の会」がまとめた「憲法改正を求める意見書決議進捗状況」という、神奈川県内の市町村議会に出された議決状況の一覧が添付されていました。請願の目的が、改憲を求めるものであることは明らかであること。
②憲法議論を喚起するという事であるなら、現憲法にどういう問題点があるのか、その点を示すすべきであること。世論調査でも、来年1月の通常国会に改憲発議をすることに反対が68.4%あること。安倍政権下での改憲に、賛成は36%であるのに対し、反対は48%あること。改憲論議を進める環境には至っていないこと。
③安倍首相の発言からも改憲の本命は憲法9条であることは明確で、集団的自衛権行使が閣議決定された下での自衛隊明記は「武力によらない平和」という9条の規範が曖昧にされる危険性があること。国民の中にさまざまな意見のある憲法問題を、地方議会が議会での多数で請願を採択し意見書を提出することはすべきでない。
というものです。

 表決では、議員団3人と無所属議員3人、湘南フォーラム1人の7人が反対しました。議長を除くその他20人の議員の賛成で、請願が採択され、引続き意見書も同数で採択されました。

12月議会が終了しました

 12月20日に、平塚市議会12月定例会が最終日を迎え、提出された全ての議案を表決して終了しました。12月議会で私は、議員団1人目として本会議で質問しました。質問した内容は、
1.平成30年度予算編成方針について
  ※平成28年度に10%削減をしたことに対し、平成30年度予算編成方針では見直しをし
   てくらしに配慮し(特に教育予算)算になってるか、民間手法の研究だけでなく
   行政として責任を持った手法研究強化、必要な人員配置を求めた要望をしました。
2.平塚市高齢者福祉計画
(1)町内福祉村と介護予防
  ※この2年間、町内福祉村がまったく進展していない現状を指摘して、どこに問題があ
   るのか、市としての考えを質しました。
  ○市は、地域の課題解決の1つの手段として町内福祉村があり、つくるつくらないは地
   域の判断との答弁でした。
  ※本来、市内どこでも同等のサービスが受けられなければならない介護予防につい
   て、地域による差を町内福祉村を中心に市内全域で進めるとしていた市の考えを質
   しました。
  ○市は、緒内福祉村ができなければやらなくてもよいという答弁でした。今までの答
   弁と変わってきており、介護予防が市内でもどこに住んでいるかによって受けられ
   るサービスに差があることを固定する市の答弁は看過できません。今後も追及して
   いきます。
(2)高村地区における地域医療福祉拠点整備モデル地区構想
  ※UR都市機構の高村団地と市が、昨年協定を結び、子育て世代や高齢者、障害のある
   方、生活困窮者など、市民の誰もがいきいきと暮らし続けられるまちを形成してい
   くという考えの構想を持ちました。考え方は、評価できるものですが、地域住民に
   少しも呼びかけられていない現状を指摘して、地域と一緒に企画すべきと要求しま
   した。
3.総合公園駐車場有料化について
  ※市に施設及び駐車場は、無料が基本であるべきと、9月議会に続いて要求しました。
   今回の案では、市の駐車所でも、庁舎及び図書館等の文化ゾーン駐車場は1時間まで
   無料、総合公園駐車場は2時間まで無馬入ふれあい公園は無料と使用基準がバラ
   バラになり、市民にとって利用しにくく理解しにくいと指摘しまいした。
 最終日には、私たち議員団は、マイナンバー制度に係る増額補正がされている一般会計補正予算に反対しましたが、反対少数ですべての議案が成立しました。