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小松市にて 駅から市役所に向かう途中で たまたま見かけた「曳山会館」を見学 |
議会運営委員会で、10月16日(火)石川県小松市、10月17日(水)京都府八幡市に議会運営についての視察をしました。
【石川県小松市】
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説明を受ける高山(左) |
小松市議会では、今期(平成27年4月改選)定数を24名から22名に削減したことに伴い、それまでの4常任委員会を3常任委員会に変更し、新たに予算決算常任委員会(22人全議員で構成)が設置されました。設置の目的として、
①
従来の常任委員会ごとの分割付託では委員会ごとに異なる表決結果が生じる可能性があることを解消する。
②
全議員で構成することで、予算審査と決算審査を同一議員が行うことにより総合的・一体的な審査となる。
③
9月に開催することで、決算審査を翌年度の予算に反映できる。
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八幡市にて 国宝に指定された 「石清水八幡宮」に立ち寄りました |
この予算決算常任委員会では、4つの分科会(総務企画、福祉文教、経済建設、特別委員会)に分かれ審査し、分科会ごとの表決は行わず、予算決算常任委員会で表決するとしています。付託される審査議案は、①予算・決算と関連するもの、②基金の設置など予算の根幹に関わるもの、③手数料条例に係るものなど歳入予算を伴うものと規定されています。
【京都府八幡市】
八幡市議会でも、従来は、11月中に閉会中審査として決算特別委員会を開催していたが、11月の開催では決算審査の結果が翌年度の予算編成に反映されないのではという意見が出され、9月末から10月初旬に決算特別委員会を開催することにしたとのことです。2人以上の会派から2人ごとに1名の委員を選出しているので、平成30年度は9人の委員で構成されました。
八幡市議会の決算特別委員会で注目することは、開催日数及び開催に要する時間と質問数の多さです。平成30年度第3回定例会の決算特別委員会の実例では、9月27日から10月9日までの13日間に8日間の開催をしています。担当から、1日に2~3部局、10時から17時ごろまで開催し、1部局で50問ほどの質問が出され全体の質問数は300問ほどだったとの説明には徹底ぶりに感心させられました。
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八幡市の市章 2羽のハトが向かい合っています 平和な社会を願って選定されたとのことです |
また、議会質問は、一般質問は本会議で、議案質問は常任委員会でというのが基本的な流れになっているように感じました。
2つの市議会の決算特別委員会審査の状況を中心に説明を受けて感じたことは、小松市議会では全議員による継続的・一体的審査、八幡市議会では十分な時間を活用した徹底した審査です。平塚市議会で私たちが求めているものであり、参考にすべき課題であるといえます。どう生かしていくか研究することが大切であると感じました。