2015年12月29日火曜日

どうなる神奈川の高校教育  シンポジウムに参加して

 平農と平商の統合が計画、平商定時制も高浜へ・・・県の高校改革

先日の12月26日(土)に横浜桜木町で神奈川の高校改革を問うシンポジウムがあり参加して来ました。講師は、元県立高校教員の小倉裕司さんほかでした。
 2016年度から12年間(3期)に及ぶ神奈川県の県立高校改革実施計画(素案)が9月に公表されたのに続き、12月15日には2016年4月からの第1期・4年間に統廃合対象となる10校1分校が発表されました。その中には、平塚商業高校が平塚農業高校に統合され、平塚商業高校定時制が高浜高校に統合されることが予定されています。より具体的な内容を知るためにシンポジウムに参加して来ました。

 全国でも最低の高校進学率がさらに低下  

今回の『改革案』は「教育費削減」「生徒の減少」「質の確保」などを理由に高校を減らし、同時に高校を格差付けして子どもたちを更なる競争に追い込むことになります。
 中学卒業者数は、昭和63年をピークとして平成7年までに50,000人減少し県立高校は25校削減されました。今回の計画では、平成27年から平成41年までに中学卒業者数は8,000人の減少すると見込んでいるのに対し、県立高校を20校~30校削減するとしています。溢れた子供たちは私立高校へ振り分けるというものです。

「質の高い教育」の名で、学校を指定しタイプ別差別化へ

自立、社会を生き抜く育成型(教育課程研究開発校、授業力向上推進重点校、確かな学力育成推進校など)や個性や能力を伸ばす教育校(理数教育推進校、グローバル教育研究推進校、学力向上進学重点校など)高校をいくつものタイプに分けて高校入学の段階から差別化を進めることを狙っています。まさに入試段階で将来の進路を決めてしまう可能性が大きくなってしまいます。
 
今回の改革は県立高校の統廃合という問題だけでなく、神奈川の教育をどうするのかという問題です。 

2015年12月26日土曜日

来年度の予算編成に対する要望書を出しました

 12月24日(木)に、「2016(平成28)年度平塚市の予算編成に対する日本共産党議員団の要望書」を市長に手渡し要望しました。趣旨は、平塚市は住民の福祉の増進という自治体の本旨にたち、国の悪政から市民のくらしを守る防波堤として市民の切実な要求にこたえ、市政運営の軸足を市民要求の実現、市内中小零細企業や商店街の活性化と生業を守り継続させることによって雇用の拡大も図るという政策に転換する支援策をとることを求める要望としています

 項目としては、①市民の命とくらしを守る施策②地域経済の活性化の重点施策③安心して子育てできる平塚に④高齢者・障がい者・引きこもりやニートのくらしを守る施策の充実⑤国民健康保険・年金につて⑥医療・福祉施策の充実⑦一人ひとりが大切にされる教育を⑧安心・安全、環境に配慮したまちづくりの推進⑨平和憲法をくらしに生かし、市民にやさしい行財政の確立を、の9項目を大きなテーマにしています。

2015年12月19日土曜日

昨日、12月定例会が終了しました

 12月18日(金)に平塚市議会12月定例会が最終日を迎え、市長より提出された全ての議案が賛成多数で可決されました。
 私たち共産党議員団は、
 ①一般会計補正予算・・・髙山が反対討論
    個人番号カード交付時に顔認証システムを行うための予算が計上されている。個人番号制
   度実施に反対しているので、関係する予算には反対しています。
 ②平塚市行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部
  を改正する条例
    個人番号の利用対象範囲を特定健診等にも拡大するための条例改正
 ③平塚市市税条例等の一部を改正する条例
    市民税や固定資産税等の減免申請に個人番号の記入を義務づける条例改正
   ②・③は渡辺議員が反対討論
 ④平塚市廃棄物の減量化、資源化及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例
  ・・・松本議員が反対討論
    一般廃棄物処理、し尿処理、犬・猫等のペットの死体処理に係る市民負担分の大幅な増加
   をするもの。他市に比べて飛びぬけて高い負担となります。 
 以上の4議題については、どうして反対なのかという理由を明確にするために、反対討論をして反対をしました。

マクロ経済スライドの廃止、最低保障年金制度を求める請願が否決されました

また、年金組合平塚支部から提出された「年金削減を取りやめ、マクロ経済スライドの廃止、最低保障年金制度を求める請願」に対して、常任委員会では賛成少数で不採択とされとことに対し、本会議最終日に、採択すべきとの討論を行いました。本会議では、採択すべとの意見は私たち共産党議員団の3人だけでした。

2015年12月13日日曜日

地方創生総合戦略の学習・検討会に参加して

 NPOかながわ総研・神奈川自治体問題研究所が主催する「地方創生総合戦略にどう取り組むか学習・検討会」が9月から4回に渡って開催されました。12月12日(土)には第4回目として「各地の地方創生総合戦略は住民の生活向上につながるのか」をテーマに、講演と交流を行いました。
 報告・講演では、自治体問題研究所研究員の角田英昭氏が「地方創生戦略の本質と地方版総合戦略づくりの実態と課題」、神奈川自治体問題研究所事務局長の渡部敏雄氏が「横浜市の地方創生総合戦略と都市再生」、NPOかながわ総研副理事長の岡本一氏が「地方創生総合戦略の雇用政策と地域経済」をテーマに話されました。県内各市町の議員も参加する中で、①財政誘導で拙速な進め方自体に問題がある②市民の参加を求め、施策の結果は議会に報告させることが必要③地域経済は地域の調査をしっかりつかむ中で、ネットワーク・軸になる中小事業者への支援が重要などが出されました。
 交流発言では、参加したほとんどの市町は「地方版総合戦略」としてまとめているとの報告がありました。平塚市は「次期総合計画」の中に入れ込む形で素案が10月に提示され、パブコメが12月7日まで行われ、12月18日の議会最終日後に2回目の全員協議会を開催することいなっています。
 年度内に策定されますが、策定後も新年度の予算・施策に市民のくらしや福祉・教育の向上つながる要求を進めていきます。

2015年12月8日火曜日

ブログ再開します 共産党演説会を開催しました




 10月中旬から、しばらく休んでいたブログを再開します。

 本日、日本共産党の演説会を、中央公民館大ホールにて開催しました。平塚市議会12月定例会の本会議中のため、議会終了後に駆けつけました。
 衆議院議員 梅村さえこ議員のお話を途中から聞きました。共産党・志位委員長と民主党・岡田代表、維新の会・松野代表の階段の様子、国会周辺や地域の戦争法廃止に向けた運動の広がりなど大変わかりやすく、また優しく話されました。
 
 最後に、梅村衆議院議員を真ん中に、あさか由香参議院神奈川選挙区予定候補、椎葉かずゆき参議院比例代表予定候補が手をつないで参加者の拍手に応えていました。