2018年7月13日金曜日

請願者の意見陳述の機会を拒否し続ける平塚議会


請願者の意見陳述を保障することは、県内他市町では当たり前となっています。平塚市議会でも、20163月議会に「請願者の意見陳述の機会を求める請願」が市民から提出され、私たち議員団は、議会活性化委員会で審議継続することを前提に趣旨採択に賛成しました。その後、審議を進め、同年6月議会の議会活性化委員会で、9月議会より試行的実施をすることを全会派一致で合意を得ることができました。
20173月議会に、「組織犯罪処罰法改正案(テロ等租底犯罪準備罪創設)の通常国家提出の反対する意見書を採択し、政府に提出を求める請願」が秘密保護法廃止を目指す平塚市民の会から提出され、意見陳述の申し入れも出されました。請願は、継続審査となり、6月議会では反対多数で不採択となりました。(採択すべきとしたのは共産党議員団3名、無所属議員3名の計6名)
陳述については、議会運営委員会で審議したのですが、S議員から『全会派に説明をすることを慣例としてきた。説明にも来ないで陳述だけさせろというのは筋が通らない』との意見が出されました。私は、「全会派に説明に回らなければならないという慣例はないし、陳述は希望すればできるとすべきである」と主張しまいたが、全会派一致とならないとの理由で、陳述不許可となりました。
今回、20186月議会に、「高齢者の交通対策を進めることを求める請願」が日本年金組合平塚支部から意見陳述申し入れを含めて提出されました。紹介議員となった私と請願者代表2名で各会派に意見陳述希望を含め説明に回りました。
しかし、議会運営委員会では、またもS議員から『すでに説明も聴いて内容は理解できたので意見陳述を聞く必要はない』と発言がありました。私は、「請願の可否についてはそれぞれ意見があっても、請願陳述もできないのはおかしい。昨年は、説明に回らないから陳述させないとし、今回は、すでに説明を聞いて理解したから陳述の必要がないとしたら、どんな状態であれば陳述できるのか。制度を設けても使えなければ意味がないのではないか。」と反論しましたが、全会派一致とならないとの理由で陳述不許可となりました。
議会改革・開かれた議会を目指すと言いながら、こんな事もできない平塚市議会ではどうしようもありません。しかし、真に市民に開かれた議会となるよう、今後も、諦めずに意見を出し続けていきます。

2018年7月6日金曜日

6月議会に市民から出された請願の結果


6月議会に市民より提出された請願と結果は以下のようになりました。
 1.子どもたちのゆたかな学びを保障するために、教職員定数改善、教育予算の増額、義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める請願
    請願者:中地区教職員組合執行委員長 小嶋豊綱氏
   ○全員一致で採択・・・同名の意見書を会議案として全員一致で採択された
      
2.所得税法第56条見直しの意見書を国に提出することについての請願
   請願者:平塚民商婦人部部長 高瀬初枝氏
       私が請願に賛成すべきとの討論を行ないました
  ○賛成少数で不採択…賛成者共産党議員団3人、無所属議員3人の合計6

3.高齢者の交通対策を進めることを求める請願
   請願者:日本年金組合神奈川県本部平塚支部 兼子隆商氏
       松本議員が請願に賛成すべきとの討論を行いました
  ○賛成少数で不採択・・・賛成者共産党議員団3人、無所属議員4人の合計7
4.3月議会に提出された2件については引き続き継続審査となりました。

以下の会議案は、私から提案した会派代表に修正提案を行い当該会派の提案者が修正して議会運営委員会に提案しました。

神奈川県最低賃金改定等についての意見書
 同名の陳情が、日本労働組合総連合会神奈川県連西湘地域連合議長斎藤正和氏から
 出されています
私が所属している議会運営委員会で、全会派一致の会議案として提出したいとの申し入れがありました。私は、「最低賃金改定には賛成だが、働き方改革と連動し、生産性向上を図る」との第3項目については賛成できない。昨年は同内容の意見書で賛成したが、今回は、国会での審議の状況、根拠となる資料の不備・偽装や不誠実な政府対応など看過できない。第3項目及びそれに付随する文書の削除を求める」と、提出会派と交渉し、削除した文書で全議員賛成で採択させることができました。
削除した項目
3.「働き方改革実行計画」の取り組みと連動させ、更なる取引条件の改善とともに、賃金引き上げと労働生産性向上を図ること。
 及び、説明文中の該当箇所

6月議会が終了しました 補正予算に反対しました


628()に平塚市議会6月定例会が終了しました。
6月議会では、私たち議員団は、松本敏子議員と私が総括質問を行いました。
松本議員の質問は、
1.平成30年度平塚市一般会計補正予算について
(1)見附台周辺地区整備・管理運営事業債務負担行為補正
(2)公的不動産(PRE)の有効活用等の民間提案活用型PPP
2.民間活力の活用に係る具体的業務の取組方針について
(1)図書館業務の指定管理者制度導入計画
(2)「現業職員削減」の見直しについて
3.生活保護制度のあり方について  で、質問時間は25分です。

私の質問は、
1.湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備・管理運営事業について
2.市庁舎及び文化ゾーン駐車場有料化後の実態について
3.街路樹の剪定について      で、質問時間は14分です。
 1.では、都市公園は市民が自由に利用することを目的にした公共施設であることから、地方自治体が自ら設置し、自ら管理することを原則にしてきた。Park-PFI制度導入で自治体の責任と平塚の自然豊かな海岸を守れという市民の思いをないがしろにしたままでの事業推進は許されないというのが前提で質問しました。
市民と一緒につくりあげることが大切で市民の声を事業に反映させることや、事業内容も決まっていないのに債務負担行為を補正予算に計上していることは問題であることなどを指摘しました。
棒のような状態に剪定されたアオヤギ
まったく目が出てくる気配がない気も20本以上みられる
2.では、今年1月から3月の有料化後の状況を昨年同期と比較して図書館・博物館等の利用者数が減少している事実を指摘しました。また、中央公民館利用者などの認証対象外に対する認証検討を要求しました。
3.では、幹道42号札場町大磯線のアオギリが一斉に切られてしまい棒のような状態となりました。街路樹の剪定にあたっては、景観等も十分配慮した対応をすることを強く要求しました。


秘密保護法廃止を目指す平塚市民の会第5回総会開催


64()に「秘密保護法廃止を目指す平塚市民の会」の第5回総会が開催されました。加計学園問題で勇気ある告発をされた前川喜平氏と一緒に文科省で仕事をされていた、テレビなどにも出演されていた寺脇研さんを向かえて講演会が行われました。
寺脇さんの話を聞きたいと集まった方が約130人と中央公民館4階小ホールが一杯になりました。寺脇さんは、安倍政権が生まれてきた時代背景、どういう人たちによって支えられているのかなど分り易く話されました。また、歴代の自民党政権によって三権分立が歪められ、元財務官僚の佐川氏が不起訴になった、本来なら起訴されていまければならない事案だとも話されていました。
森友・加計問題や防衛省日報問題など政府や官僚が偽造・虚偽・隠ぺいなどで国民をだまし続けてきた元凶は、安倍政治にあることは明らかです。国民が望まない政治を、国会内での3分の2の数の力で強行してきました。小選挙区制という国民の真意が通らない選挙制度を今すぐ廃止させるとともに、国民の声を聴かない安倍内閣を総退陣させるために、野党共闘・市民との連合を確固たるものにしていかなければならないと改めて思いました。

今年もILOVEPEACE運営委員をやります


61()に今年度のILOVEPEAS運営協議会の第1回目の会議が開催されました。今年も、①平塚空襲の日市民キャンペーン(716)②市民広島派遣(85日~7)③市民平和の夕べ(812)④秋の市民キャンペーン(浅間祭参加)⑤公民館まつり参加などを取り組むことが決まりました。
私は、毎年、原水爆禁止平塚市委員会の代表の一人として参加しています。毎年参加しているのは平塚市議会議員の中では私一人です。
早速、716(月・祝日)に平塚駅北口と南口で、平塚空襲の日市民キャンペーンとしてチラシその他を通行される市民にお渡しします。私は、たぶん南口で配布することになると思います。
昭和20(1945)716日午後1130分頃から約100分間、アメリカ軍のB29爆撃機133機のよる空襲にさらされました。一晩に落とされた焼夷弾等の数は約44万発、八王子市に次ぐ全国で2番目の数とも言われています。海岸から市役所にかけての市内中心部全域が焼野原となり330人以上の方が亡くなりました。この空襲の被害は平塚市のみならず、茅ヶ崎市・大磯町・二宮町・小田原市のも及びました。
しかし、平塚空襲を経験した方々は高齢となり、すでに亡くなられた方も多く、知っている方が少なくなっています。平塚空襲を語り継ぐ活動と合わせ、この市民キャンペーンは重要な取り組みとなっています。