2018年6月8日金曜日

子育て世帯用市営住宅を視察しました

仕切りの壁をなくし全室フローリングに
シャワー付きお風呂設置してあります
玄関上部に靴入れ 下はベビーカーが置けるスペース




白を基調にした明るい室内に
平塚市では、「市営住宅子育て世帯期限付き入居制度」が、3月議会議案で採択され、5月に募集が開始されました。この制度は、収入が一定額以下で住宅に困窮している世帯のうち、子どもの養育のための負担が大きい世帯向けに市営住宅を提供するものです。
1年以上平塚市内に居住し、未就学児がいる世帯で月収入額が214,000円以下の世帯が対象となります。子どもが中学又は高校卒業までの期間限定での入居となります。
市営住宅の中で、入居率の低い住宅を子育てしやすいようにリフォームして募集します。今回は、田村宮の前住宅の内4戸が募集されました。
ゆったりした収納と子供用ボックス
5月19日・20日の2日間で内覧会が行われ、私は19日に視察に行きました。
内装では、部屋の壁を一部開放し、引き戸を多用して子どもと親がコミュニケーションしやすくしています。通常の市営住宅では、自己調達となる風呂釜も設置されています。室内の壁も明るく子育て世代には使いやすい工夫がされていました。
担当課の話では、4組の世帯が内覧を申し込まれており、そのほとんどが入居を希望するのではないかとの話でした。
私は、市営住宅運営審議会委員をしており、この制度の設置審議には最初から関わってきました。市営住宅の高齢者対策はもっとも急ぐ問題ではありますが、子育てしやすい条件をつくり、市営住宅が全世代に利用しやすい住宅とする1つのチャレンジとしては今後が期待できるものと考えられます。