7月30日(木)に平塚市教育委員会7月定例会が開催され、来年度(平成28年度)に市内の小学校・中学校及び特別支援校で使用する教科書が決定されました。
神奈川県内では、横浜市や藤沢市で、前回中学校歴史・公民で侵略戦争肯定・改憲誘導の育鵬社版の教科書が採用されました。平塚でも前回には教育委員の一部に育鵬社版を「写真が多く分かり易い」を評価する意見(推薦はしませんでしたが)を述べた委員が有りました。
30人ほどの傍聴者が見守る中で各委員が推薦する出版社とその理由を述べました。育鵬社版を推薦する委員は一人もいませんでした。私を含め傍聴席からはほっとした雰囲気が流れました。
藤沢市では、再び育鵬社版の教科書が採用されました。教育委員5人中4人が推薦をしたとのことです。しかし、事前の中学校からの調査書でも育鵬社版はほとんど評価されていませんでした。現場の教職員や市民の声を無視をした採用は許されるものではありません。平塚市をはじめ県内の他地域への影響も無視はできません。
初めての平塚市総合教育会議が開催されました
翌日の31日には第1回平塚市総合教育会議が開催され、議員では私一人が傍聴してきました。この会議は、国が教育委員会を改変し、行政の長(平塚市の場合は市長)が教育委員会を総括することを目指しています。また、教育長と教育委員長を一本化し市長が任命した教育長となります。教育の中立性が保てるのかが危惧されています。
今回は、教育大綱の策定に向けた教育委員それぞれの意見・思いなどが出されました。次回は12月の開催を予定しているとのことです。